考える前の「無意識」に訴える。色やデザインの重要性をあなどるなかれ。

「女性に売る」場合には、どれだけ頑張って「文章」を書いても、さっぱり読んでもらえない可能性があり得ます。ぱっと見で「読みにくい」と感じられてしまうだけで「文章」は仕事をさせてもらえないのです。つまり、女性向けでは、思っているよりもずっと「デザインや配色、写真」などのビジュアルが大きな役割を果たしています。

ベストセラー『ネットで「女性」に売る』では、女性向け商品・サービスを「売るため」の文章とデザインノウハウを39の法則に分けて詳しく解説しています。この記事では、その6つ目の法則についてご紹介しましょう。

法則6:考える前の「無意識」に訴える

いきなり「対象外」にならないためにも、最初の印象が勝負。とはいえ、デザインがキレイだからといって売れるわけではありません。広告や販促に使われるデザインには、「売る」という目的に特化した、さまざまな工夫が必要です。

文章以前に、色やデザインが成否を分けている

「売るための文章」であるコピーライティングの文章は、もともと「ひとつ前の文」が「次の文」を読ませる「続き」の連続で成り立っています。すなわち、1行目のキャッチコピーは2行目を読ませるために、2行目は3行目のために全神経を集中して書かれていて、どんどん読み進めてもらってこそ、最終的に成約につながります。

色やデザインは、いわば、そのゼロ行目。特に、広告や販促物においては、第一印象で「なんとなく嫌い」と思ったなら、最初の文字を読んでもらうことさえ難しくなってしまいかねません。

お客様は最初に目に飛び込んできた雰囲気で「きっと、こういう系だろう」と内容を推測し、読むか読まないかを瞬時に判断しています。たとえば、Webサイトであれば、ユーザーは訪問して3秒以内で、引き続きサイトに留まるかどうかを決めると言われており、ほぼ無意識ともいえる取捨選択が行われているのです。

色にまつわるイメージとデザイン

第一印象を大きく左右する要素の一つが、色にまつわるイメージです。たとえば、赤色を見ると「情熱や行動」を連想し、青色なら「水」を連想する、といった具合に、色にはそれぞれ固有のイメージがあります。デザインする時は、色が持つ一般的なイメージとコンテンツの内容がズレないように注意が必要です。

あなたの周囲を見渡してみても、体や健康についての話題では、赤はあまり使われませんよね。もし病院のインテリアに赤が使われていたら、ちょっと血圧が上がってしまいそうな気もしますし、血の色をイメージしてしまうため、不適切な場合が多いでしょう。

そもそも、色を見ただけで沸き起こるイメージや感情は、自分自身の経験の積み重ねから沸き起こるもの。もしかすると、太古の昔に森の中で狩りをして生活していた頃に見た水の色や空の色が、感情とともに記憶され、遺伝子的に組み込まれているものなのかもしれません。

いずれにせよ、色には、すでに特定のイメージが結びついていることが多いのですから、デザインする時は多くの人が共通して持っている色のイメージに合わせていくことが大切になります。色に対するイメージのズレのせいで、どんな商品やサービスなのかがパッと伝わりにくかったり、誤解されたりするのは、とてももったいないと思いませんか。

色やデザインにもお客様の声を取り入れるべき

イメージの食い違いを防ぐためには、色やデザインに関してもお客様にヒアリングをしてみるべきです。写真や画像を選ぶ場合もしかり、自分の好みだけで決めたものは得てして単なる妄想になりかねません。自分が好きなものをお客様も好きだとは限らないからです。

実際、オンラインサロン実務講座でも「お客様に聞いてみよう」というアドバイスする機会がとても多いのですが、みなさん、はじめは半信半疑。しぶしぶ実践される方が大半ですが、いざやってみると、思ってもみなかった意見や感想ばかりで、必ずビックリされます。

あまりに衝撃的な結果に「自分は何もわかっていなかった」と何度もヒアリングを繰り返し、ついには「お客様の話を聞かないで作るなんて、怖い」と言い始める方もいらっしゃるほど、大きな発見があるのが、お客様へのインタビューなのです。

ネットで「女性」に売る』の中にも色が与える一般的なイメージについて軽く触れていますが、難しく考える必要はありません。自分のお客様に聞けばほとんどの答えはわかりますので、まずはヒアリングを大切にしてみてくださいね。

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広告や販促は、文章とデザインの合わせ技です。ちょっとした違いが大きな売り上げの差をもたらすことも珍しくはないので、ぜひ両方の観点から女性に響く見せ方を磨いていただければと思います。とはいえ、どちらも本気でテコ入れするとなると、やるべきことが膨大に感じるかもしれません。できることなら、限られたリソースの中でインパクトのある施策から順番に取り組みたいですよね。

ネットで「女性」に売る』の著者である谷本理恵子は、マーケティングの最前線とも言われる通販の運営責任者として、泥臭い集客を重ねてきた現場叩き上げの人間です。独立後もプロの「セールスコピーライター」として、あらゆる女性向け商材の販促や商品企画などに、成果にこだわったアドバイスをさせていただいています。

多くのクライアント様と関わる中で「これを知らないまま進めばすぐ頭打ちになってしまう」という無駄な広告費や時間や手間を目の当たりにすることも多く、非常にもったいないと感じています。

そこで、やみくもな試行錯誤や遠回りを回避していただくために、女性向けのマーケティングやセールスライティングの秘訣を動画付きの「無料メール講座」にまとめました。「どうすれば売り込まず、自然に売れるのか」に興味がありましたら、ぜひご登録いただければと思います。

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