「男性」が「女性客」に売る場合のウケるセールストークの考え方

今回は、「男性」で「女性のお客様」に売るセールストークやセールスコピーライティングを必要としている方に、気をつけるべきポイントを。

 

異性に売る場合と、同性に売る場合との最大の違いは、共通体験が少ない点にあります。

手にとるように正確に相手の気持ちがわかるからこそ、相手に響くセールストークができるのですが、共通体験が少ないと、共感できないどころか、理解することすら難しくなることがあります。

 

たとえば、女性として生きていたら確実に遭遇する特有のイベントや、共通した環境に身をおいた体験がないと、具体的に雰囲気を想像できず、何を意味しているのかわかりにくかったり、「当然こう思うだろう」という当たり前や常識が違っているために、言葉の裏にある意味を読み間違ったりしがちです。

にもかかわらず、うっかり、わかっているつもりでいると、相手の気持ちを勘違いしたまま、不適切な売り方をしてしまうことになりかねません。

だからこそ、「自分は全然わかっていない」という前提をもっているかどうかが、とても重要なのです。

 

これまでの人生における共通経験が少ない以上、毎日の生活の様子も理解できないし、本当のところはどういう文脈での話なのかといった裏側の事情も想像しにくいし、結果、どういう心情なのかもイメージしづらいし、当然、共感しにくくなるのは、当然のことですよね。

つまり、自分の価値観や前提はいったん脇に置いておき、「自分とは全然違うんだ、自分はまったくわかってないんだ」という、まっさらな気持ちで、興味をもってお客様と話をすることが、大切になります。

たとえば、同じ単語でも、必ずしも同じ意味で使っているとは限りませんから、完全に異言語として考え、自分とは違う意味で使っているのではないかと、常に思っていれば、思い違いは起こりにくくなります。

 

なお、女性のお客様から見たときに、男性の店員さんの権威性は高く、客観的で信頼できる、ちゃんとしたものを勧めてくれそうという信頼感がある場合が多いので、必ずしも不利だとは言えません。ぜひ、先入観を取り払い、性別を含めたご自身の個性を活かして、いかに相手から引き出すことができるかに挑戦していただければと思います。

P.S.
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